Meteorさんより『恋ぷれ』。
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私立汐見崎学園は、海沿いの中規模の地方都市にある生徒数1000人程度のマンモス校。
教育環境を重視するため、全寮制となっており、進学にはさほど注力しておらず、
自由で幅広い教育をモットーとしている。
特に課外活動が盛んであり、生徒は必ず何らかの部に属することが義務付けられている。
羽澄準也は二年になると同時に、この汐見崎学園へと編入してきた。いわゆる転校生だ。
理由は・・・・・・この春、汐見崎学園に入学した妹のここあの付き添い・・・・・・。
ここあは人見知りが激しく、年齢異常に子供っぽく頼りないため、準也のサポートが
必要なのであった。
早速、所属する部活動を決めるため、学園内を巡るここあと準也。
そんな中、偶然通りすがった演劇部で、準也は運命的?な出会いをする。
演劇部部長・九條瀬那──。
黒髪ロングのストレートヘアに丹精な顔立ち。
その美しさに魅せられたのか、それとも・・・旧い記憶?からか、準也はこころの奥底に、
くすぶりを感じる。
巧みな話術と美顔で、ここあを演劇部に勧誘する瀬那。
すっかり乗り気になってしまったここあ。
かくして、ここあと準也は演劇部に所属することになる。
だがしかし、あの時見たのは幻か?
演劇部とは名ばかりで、そこ九条瀬那の城だった。
小悪魔的で奔放な瀬那の独裁的で自堕落な裏の顔に振り回される準也。
部員で瀬那の明度である柚木沢鮎香、学園教師で顧問なのに小さすぎる亜沙木ゆか
も加わり、てんやわんやの学園生活。
そんな中、瀬那の提案で日常生活を送る中で、演劇の練習と称して
「恋愛を絡めたロールプレイ」をしようではないかということに。
役柄になりきり演じていく中で芽生える女の子達への感情。
はたして、これは演劇?それとも現実の恋?
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学園演劇物・・・?
2010年09月24日発売です。