GALACTICAさんより『極道の花嫁』
凄いタイトル。
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『極堂院組』
その名を聞けば、そこらのチンピラは愚か裏社会の親分衆や
財政会のお偉方まで震えあがるという伝説の一大極道一家だ。
……とはいえ、それも所詮は昔の話。
今の平和な世にあっては、S県K市にて細々と銭湯を営む、ただの一般家庭。
獄堂院の長男・悠一も、どこにでもいるただの一般人に過ぎない……はずだった。
だが、一人の少女の来訪をきっかけに状況は一変する。
彼女───朝緋は極堂院組の有力な分家筋、
羽二重組の跡取りで、昔ながらの篤い義侠心あふれる極道娘だった。
近年、一家の衰退により裏社会の箍がゆるんでいるという危機感を抱いた朝緋は、
今こそ宗家を復興させるべしと使命感を帯びて極堂院家へとやってくるのだった…。
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箍って”たが”って読むんだ。「たがが外れる」って言葉はよく聞くよね。
今までこういう裏社会のお話が絡む物はあったけど、
それがメインになっているお話っていうのは珍しい。